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2004年02月02日

やってみるテスト

今日は
カサンドラのジレンマと、

Googleキーワード2004
と、
手にとるように中国がわかる本
と、


ミラーワールド

の4冊を読んだ。Googleキーワードの本は、
本全体がまさにスパムだった。検索エンジンの商業化と、
その弊害をひしひしと感じる。
ミラーワールドは、仮想空間の未来についての個人主義的予測。
ジョージ・ギルダーの論に通じるものがあった。


今日は、「カサンドラのジレンマ」を読んでふたつ知識が増えた。
まずひとつめは、
オランダにおいて進行している「分離政策」と、その背景にある哲学だ。
以前から、「経済成長と環境保護を両立させることができる」
ということがどうやったら達成できるのかについて、
ほかの人にうまく説明できる文脈を自分の中に持っていなかったのだが、
今回はオランダの、環境と経済の分離政策を知って話ができるようになった。
この考えは強力で面白い。gumonjiにも盛りこめるかもしれない。
GDPとEの分離とは、
「経済成長(GDP)は、物質の流量(質量あるいはエネルギーE)
によって決まっているわけではない。それぞれは別の指数である。
GDPはやりとりの量であって、物質やエネルギーの絶対量を意味しない。
つまり、経済の中を流れるものの質や速度や頻度を高めれば、
Eの総量(環境の破壊度)とは関係なくGDPは上がる。」
まさにそのとおりだと思う。
すでに人間は、生物の勘で、速い通信回線を求め続けている。
生物というのは実は、本能的に
「共有地の悲劇」の解決方法を知っているのかもしれない。
実際に、肉食動物は、草食動物が絶滅しないように少しづつ食べることが
知られてるし。
人間については、それがいままでは一部の人間による
プロパガンダによって知らないことに
されていたのかもしれない。。。。恐ろしいことだ。

ふたつめは、この本の大事なメッセージである、
「計算してみよう。」という何とも愚直かつ強力なアイデアだ。
人間がずっと生きのびるためには、何も盲目的に、
環境保護運動に参加する必要はない。
手持ちのツールを使ってデータを取りよせて、さくっと計算してみればいい。
そしたら、自分が次にすればいい行動はすぐにわかる。
そのためのツールは昔よりは随分と揃ってきている。
単に、みんなに計算のためのツールを渡し、
自由に使えるようにすればいいだけだ。
ここで必要なのは、フリーな教育資源と、コンピューターと、データと、
データを増やすためのセンサーだ。
さらに実際にその計算にもとづいて行動をしてみたくなったら、
仮想空間でテストしてみて、よさげだったら本当にやればいい。
「言ってみるテスト」から「やってみるテスト」へ移行するのだ。
掲示板では言ってみるテストしかできないが、
仮想空間だったらやってみるテストもできる。

今日は、自分のおもな興味である仮想空間を作るということと、
自分のまわりで発生しているすべてのプロジェクトが、
「GDPとEの分離」と、「計算してみよ。」というふたつの言葉だけで
組みあわさってしまうことに驚いたのだった。
人間をバカに保とうとする勢力を駆逐する努力、
あるいは発信者と受信者が渾然一体となった場所を作る努力をすることは、
間違ってないとさらに確信した。

Posted by ringo : 2004年02月02日 19:59

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