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2004年02月19日

トランクにマージされないコードを書くのは萎える

MMOG大手のThere.com
が US army と契約して地球サイズのMMOGを作るらしい。
実際の地球の地形データなども国家の協力で入力できるという事だ。

Thereの戦略部長interview

地球を使った軍隊の訓練用ツールという発想からスタートしているらしい。

実際の世界のデータを反映させるタイプの情報ツールは、
究極的には
mirror worlds
を目指すことになる。 オンラインゲームプログラムが、
現実の問題を解決するための
mirror worldsツールを作るためにも使えるということを、
There.com は実証してくれるのかもしれない。
もしそうなれば、コミュニティエンジンの仕事も増えそうだ。嬉しいなあ。
There.com がんばれ!


ところで、私は、
mirror worlds タイプの仮想空間には、それほど燃えられない。
なぜ燃えないのか文章にしたことがなかったので書いておく。
まず私が重視するのは、「プレイヤーが思いついたことを自由にやってみて、
それが仮想空間の歴史に記録され、ほかのみんなに影響を与え続ける」
ということだ。これは絶対に譲れないポイントだ。


mirror wolrds タイプの仮想空間の場合は、
現実と同じ初期状態から始まっても、
手を加えるにつれてどんどん現実から乖離していき、
その結果いちばん最初の「現実と似ている」という価値が損なわれてしまう。
ちょっと想像してみてほしいのだが、
現実の世界地図のデータを少しでも変更した瞬間、
その地図はある問題を解決はするが、
その後はそれ以外の事にはまったく使えなくなってしまうことがわかるだろう。
だから、 mirror worlds タイプの仮想空間の良い利用方法は、
完全に現実と同期した「初期状態」を保ち続けて、
やりたい実験が出てきたら、その初期状態からブランチさせて、
実験をスタートし、ある時間それを行ない、
実験が終わったら結果を保存して終了させることだ。
絵にすると次のようになるかな。



ゲーム的仮想空間

仮想-----------------------------------------------------------> t


mirror worlds的仮想空間

仮想+---------* 仮想+-----------------------
| |
現実---------+------+-----------------+---------------------> t
|
仮想+----------------------*


それぞれ、得意不得意がある。環境問題について考察+実験したり、
軍事的ミッションの訓練に使うなら mirror worlds 的手法がいいし、
まったく仮想の世界で「もうひとつの歴史」を楽しむなら、
ゲーム的仮想空間のほうがいい。

結局、私が mirror worls 法に燃えられないのは、
「自分がやった事」があくまでブランチ上にしか乗らないからかもしれない。
これは、プログラム開発における、
トランク(本流)にマージされないコードを書くことが
燃えられないのと同じ、だろうきっと。
ブランチだけでも確かに仕事は果たせるし、それはそれで良いのだが、
何故か私は、トランクにマージされないコードは書けないのだ。
まさに、私がビジネスマンに向いてないといつも言われる所以である。

Posted by ringo : 2004年02月19日 20:04

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