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2004年03月01日
国家設立請負会社
Terra Nova での
書きこみ の紹介と、そこからの着想。
MMOGの中で起こっている経済自体を楽しむための
上位の遊びの仕組み(証券取引所など)をはやく整備すべきだとの論。
1) 開発者が経済の異常に速やかに対応できる 2) あたらしい遊びがプレイヤー層を広げる 3) 経済がゲームの一部になるのでRPGerがeBayerに反感を持つのを減らせる 4) 開発会社の新たな収益源
というような可能性があるのではないかとの書きこみ。
今日は4)について考えた。
たとえば、Gaming Open Market
では、オンラインゲーム内の通貨をドルやその他の通貨と交換できる。
上の絵は、Second Life の通貨のドルに変換するときのレートの推移だ。
レートはそのへんのIT企業の株価のようなハチャメチャな曲線ではなく、
充分機能する通貨だと言っていい。
だから、オンラインゲーム企業が、オンラインゲーム内の通貨で儲けて
それをドル(外貨)に変換し、自社の収益とすることは、ほぼ可能になったと言える。
あとは、ちゃんと計算をしてみればよい。
ここで確認すべきは、外貨を獲得する必要がある理由は、
米国人のエンジニアには米ドルで支払う必要があるということだ。
もし SecondLifeDollar で働くエンジニアがいれば外貨を獲得する必要さえなくなる。
こんなビジネスモデルでオンラインゲームを運営してるゲーム会社はまだないが、
Second Life
のLinden Labs 社はゲーム内の土地を投機対象にするなど、
それを確実に見据えた動きをしている(と思う)。
ゲーム内の財を取り引きするための市場をゲーム内の情報と完全にリンクさせた
かたちで実装し、それの利用手数料をゲーム内通貨あるいは外貨あるいは両方で取り、
それを運営費用にあてるという方法は、
プレイヤーがある人数よりも多い(おそらく20~30万uniq ID以上)場合は、
本当に現実味を帯びた数字になるだろう。
こんな風に近いうちに、オンラインゲームの運営は、
国家の運営と同じスキルを(程度は異なれど)必要とされることになる。
つまり、
ほかの経済共同体に対する相対的な強さを維持するための外交活動とか、
富の配分方法、治安、教育、あらゆることが、
国民であるプレヤーの満足度につながっているということだ。
これは、
いまいるゲームデザイナーの力量をはるかに越えている。
もちろん私の能力も越えている。どうしたらいいのか。
悲観することはない。
オンラインゲームの開発会社は、なにも国家運営のすべての部分を
引きうける必要はない。有志のプレイヤーたちが、政治や経済の仕組みを
うまく引きられるためのインターフェイス作りを正しく手伝えばよいだけだ。
政治を実際にやるのはプレイヤーであり、
開発会社は、出来のいい議場と、コミュニケーションのための設備を整えればよい。
結局のところ、開発会社は「国家のインフラ整備会社」になるのだ。
さらにもっと行きつくところまでいくと、インフラ整備会社も内部から調達できて、
オンラインゲームの開発会社自体が必要なくなってしまうのかもしれない。
もしかすると、オンラインゲーム開発会社は、
国家設立を補助するための「仮想国家設立請負人」でしかないのかもしれない。
現実世界(あるいはほかの仮想世界)からやってきて、
国家の立ち上げに協力し、国家ができあがったら去っていく集団。
多くのネット企業のやりたいこと(私も含む)のやりたいことは、まさにこれだ。
最後に, 参考までに、こういうのがある:
MMOG re-united。
これは、いろんなMMOGをやってる人が、メインのゲームを変更したときに友達を失わないように、
IDや名前の関連づけ情報を保管しておくサイトだ。
こういうのは通貨がより安定するために有効だから、自然に発生するんだろう。
まだMMOGの情報を RSS フィードしている例はないみたいだが、
gumonji ではそれをやってみるのもいいかもしれない。
そうすれば、こういうサイトとの連結がやりやすくなるはずだ。
Posted by ringo : 2004年03月01日 20:07
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