« シミュレーターで戦争を記憶する | top | 仮想空間への埋葬 »

2005年08月12日

googleと競合しない方法2

先週まで、私は、Wikipediaは、未来のある、奇跡のプロジェクトだと考えていたが、
今では、かなり考えが変わってきた。

GoogleとWikipediaの関係については、2005年2月に、GoogleがWikipediaを
ホスティングすることをofferする、というニュースが流れたのが記憶に新しい。
The End Is Near

これについては、Wikipediaコミュニティでも議論がおこなわれている。
主なトピックは、言論の自由や、商業主義の良し悪し、主体性の確保、コストの問題などになっているが、
私はもっと根本的なことが問題になっているように感じる。

将来(といっても10年単位の話だが)、検索術が向上したら、
Wikipedia程度のものなら、自動的に生成することができるようになると思うからだ。
百科事典というのは情報を整理するものであって、自分の考えや、
取得された生データを保存するためのものではない。
だから、Googleと、もろに競合しているのだ。
将来はGoogleのほうがうまくやるだろうし、その結果、
Wikipediaに書いてる人達が現在投資している時間は無駄になる。

まだwebに載っていない情報をいかにしてwebに載せるか。
いかに自然現象を観察し、新しいデータをwebに載せるか。
それにむけて何ができるかを考えていく必要がある。
探せばwebのどこかにある情報を整理してWikipedia に書きこむことは、
将来は時間の無駄になる。

短期的にはWikipediaはとてもうまくいくだろうが、2、3年後には、
Googleその他の検索サービスの進化によって、その限界が見えはじめるだろう。
Wikipediaは、「アンティーク・Webエンサイクロペディア」というジャンルになるのだ。

そんな風に考えるようになったのだ。

Posted by ringo : 2005年08月12日 09:41

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ce-lab.net/blog/mt-tb.cgi/60

言及リンクのないトラックバックは受け付けない設定にしています。
トラックバックスパムがあまりに多いための処置なので、ご了承ください。

このリストは、次のエントリーを参照しています: googleと競合しない方法2:

» gumonji from PukiWiki/TrackBack 0.2
国内版Second Lifeっぽいシミュレーターソフトなのかな? 2006年春頃にサービス再開予定のようです。 リンク 公式関連 Wiki フ... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年08月13日 03:06

» Wikipediaとマン=マシンシステム from 港区赤坂四畳半社長  二足歩行ロボットの未来とMac編
中島さんのBlogより、WikipediaはいずれGoogleに取って代わられるのではないかという話です。 この話を読んで思い出したのは、僕らが6年前に考... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年08月15日 04:34