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2006年09月08日
凧の糸
凧が落ちそうになったとき、糸を引くと、体勢がさらに悪化する。
落ちそうな凧を回復させるには、糸をゆるめて一旦下降させ、
体勢を整えてから、次に一気に糸を引くとよい。
よく凧あげをする人なら誰でも知ってることだが、
子供はこれを知らないので、ついつい糸を引いて、結果、凧は墜落してしまう。
プロジェクトマネジメントに関しても、凧とおなじことがあてはまる。
プロジェクトがうまく進まなくなったときにやるべきことは、
リーダーがメンバーの管理を強め、細かな指示を出すようにすることではなく、
メンバーが決定できることの範囲を広く深くし、
リーダーの指示をより抽象度の高いものにすることである。
具体的には、どうやってやるかを指示していたところをやめ、
何をやるかだけを指示するように変えればよい。
実際にこれをやるためには、リーダーがメンバーを信頼することが必要だ。
リーダーがメンバーを信頼するとは、一旦下降した凧が上昇に転じることを信じることだ。
そう信じることができない限りは、絶対にうまくいかない。
これまで、自分を含めメンバーを信頼できない多くのリーダーを見てきたが、
その原因は、ほとんど、単純に凧をよく見ていないだけだ。
凧を徹底的に観察することで、かならず信頼できるポイントが見つかるのだ。
プロジェクトは、凧と同じだ。
複数の要素からなるシステムだ。
凧糸をうまく操れば、凧は、揚がる。
達人は、コピー用紙に糸を付けて、空高く揚げてしまう。
素人との違いは、凧糸の扱いだけしかない。
凧糸の扱いは、あくまでも技術なので、誰でも学ぶことができるのだ。
Posted by ringo : 2006年09月08日 01:20
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