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2006年09月22日

プロジェクトの遅延衝撃

プロジェクトのあらゆる問題は、スケジュール遅延という現象によって顕在化する。
スケジュール遅延の重大さをあらわす量として、
「遅延衝撃」という数を提案する。

遅延衝撃をdとすると、その求め方は、

d = ( log2(遅延する日数) +1 ) / ( log2(現在から予定期日までの日数) +1 )

である。このポイントは2つある。

- たくさん遅延するほど大きくなる
- 予定していた期日までが近いほど急激に大きくなる


たとえば、32日前に8日の遅延が判明したら、
(3+1)/(5+1) = 0.666

たとえば、1日前に1日の遅延が判明したら、
(0+1)/(0+1) = 1

たとえば、4日前に8日の遅延が判明したら、
(3+1)/(2+1) = 1.33

たとえば、1日前に4日の遅延が判明したら、
(2+1)/(0+1) = 3

こんな感じである。
あるプロジェクトが遅延することが確実となったときには、
遅延衝撃の値を求めてみることをおすすめする。
あるいは、あるタスクが遅れて完了したときには、tracのチケットを完了にするときに、
遅延衝撃の値も保存してみるようにしたらよい。

遅延衝撃の値が、一度でも2を越えるようなことがあれば、
そのプロジェクトは、かなり大きな問題を抱えていることは間違いない。
管理体制が不十分だったり、人材やスキルが不足していたり、
そもそも計画自体が破綻していたりといったことを疑うべきである。

もしあなたがプロのプロジェクト・マネージャーを自認するならば、
遅延衝撃の値は、つねに1以下を保つぐらいの気合いでやるべきである。
いや、本当のプロなら0.5以下を保つ等も可能だろう。

また、遅延衝撃の計算を、プロジェクトマネージャーだけではなく
現場のエンジニアや経営者にもさせていくことで、遅延に関する問題発見を
早めたり、意識を高めたりすることができるかもしれない。

Posted by ringo : 2006年09月22日 12:11

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