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2007年09月28日
CEDECラウンドテーブル結果報告
今朝、CEDECのラウンドテーブルが無事終了した。
参加人数は12名と少なめだったものの、活発にアイデア出しがおこなわれた。
投票とジャンケンのすえ、iPod Touchは、あるゲーム会社のプログラマの方に贈られた。
参加していただいた方には感謝したい。
投票の結果を記録しておく。
第一位 6票獲得 チーム0「ふぁみりーこむ」
第二位 4票獲得 チーム1「ニコニコピル」
第三位・四位タイ 1票獲得 チーム2「ロストワールド」・チーム3「モバイルトモダチ」
この競争のもとになった問題文はここ。
以下に各アイデアの概要を説明する。
一位「ふぁみりーこむ」
図
まず各家庭にロボット(AIBOのようなものでよい)を導入する。
そのロボットは、映像以外のより抽象度の高い方法で、
家庭環境の雰囲気をセンスし、「ケンカしてる」「テレビみてる」
「だんらん中」「暴力をふるわれた」「かわいがられた」「会話がない」
「怖い表情をしている人がいる」「見知らぬ人がいる」「叩かれた」
など、ポストペットのペットみたいに観察をする。
ポイントはその観察結果の使い方である。
何とこれはセキュリティ会社の新しいサービスなのだ。
観察結果は、その会社のサーバにリアルタイムに送られ、
家庭が危険な状態になると、問題解決のために人が駆けつけてくれるのだ。
あるいは犬ロボットがワンワン騒ぎ立てて警告するといったこともできる。
家庭がうまくいってないと犬が警報を出してくれるのだ。
提案書では、さらにセコムの裏側に、Mechanical Turkの考えに基づき、
多くの人々が動いていて、コミュニケーション・ツールとしても機能する
という段階まで発展していた。家庭環境を集合知を使って改善できるというわけだ。
愛くるしい家庭用犬(でなくてもいいけど)ロボットの新しい用途として、
具体的な提案の一つになりえるのではないだろうか?
きわめて大きなビジネスチャンスが眠っているようにおもわれる。
二位「ニコニコピル」
図
問題文では2015年だったのだが、これは2030〜2040年を見越したネタだ。
そのため、今回は得票率が低かった。原案を出した人は、
ナノテクやバイオテクノロジー等についてかなり知識が豊富だったようだ。
ニコニコピルは、製薬会社によって発売される製品で、
人間の身体に吸収される薬剤である。
薬剤の成分は、(おそらくナノテクによって実現される)特殊なデバイスであり、
血流に乗って脳に到達することができる。
そのうえで、あるデバイスを身体に装着すると、人間の脳に、
非常に単純な信号(怖いとか楽しいとか驚きとか)を送ることができる。
つまりミクロな情報出力装置を大量に身体にばらまくタイプの
あたらしいゲーム機だ、ということである。
未来のゲームは1回100円で飲み薬を飲んで新しい体験を提供する、のだ。
これについてあり得ない、と即断してしまった方は、
このあたりの本を読んでみると、ちょっと考えが変わるかも・・
ポスト・ヒューマン
ナノ・フューチャー
三位「ロストワールド」
図
これはサーバ上にかなりリアルな3次元の都市データを作っておいて、
それを携帯電話のGPSや加速度計など座標取得技術を使って
いつでも・誰でもエディットできるようにしようというもの。
パズルゲームやコミュニケーションツールの実現という案が出ていた。
四位「モバイルトモダチ」
図
これは携帯電話で「Knowledge Navigator」の原始的なものを動作させるというもの。
オリジナリティという点で、あまり高得点には至らなかったようだ。
1時間20分というのは相当短かった。が、ブレインストーミングというものは、
あっという間に時間がたつものだ。1時間20分で、しかも10人以上のブレストの
アウトプットであると考えると、かなり濃度が高いと言えるのではないだろうか。
Posted by ringo : 2007年09月28日 18:53
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トラックバックスパムがあまりに多いための処置なので、ご了承ください。


